
「矯正中に虫歯になってしまったら…」と不安を感じていませんか?
実は、矯正の種類によって虫歯リスクは大きく変わります。
特にインビザラインのようなマウスピース型矯正装置は、取り外しができるため、歯磨きやフロスが通常通り行えます。
神戸元町の船曳歯科医院では、約50年前の開業当初から予防歯科を診療の柱に据えてきました。「歯をきれいに動かしながら、虫歯も予防できる」…そのメリットに大きな価値を感じ、インビザラインを導入した経緯があります。
この記事では、マウスピース矯正中でも虫歯予防ができる理由と、口腔内を清潔に保つための具体的なコツをわかりやすくご紹介します。
マウスピース矯正中に虫歯になりやすい理由とは?
まず、正直にお伝えします。
マウスピース矯正は、1日20〜22時間以上の装着が推奨されています。長時間にわたって歯がマウスピースに覆われた状態が続くため、唾液が歯の表面に行き渡りにくくなります。
唾液には「自浄作用」や「殺菌作用」があります。
この働きが低下すると、虫歯菌が増殖しやすい環境が生まれてしまいます。また、マウスピースと歯の間に食べかすや糖分が入り込むと、歯を長時間汚染することになり、虫歯のリスクが高まります。
さらに、マウスピース自体が汚れていると、清潔に歯磨きをしていても口腔内が常に汚染された状態になりかねません。
ただし、ここで重要なポイントがあります。
マウスピース矯正は「自分で取り外せる」からこそ、適切なケアを行えば虫歯リスクをコントロールできます。
ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが歯に固定されているため、歯ブラシが届きにくい部分が生じます。フロスを通すことも困難です。当院でも以前、ワイヤー矯正で歯がきれいに動いていても虫歯ができてしまうケースを経験してきました。
その点、インビザラインは装置を外して普段通りのブラッシングとフロスができます。これが、予防歯科を大切にする当院がインビザラインを選んだ大きな理由のひとつです。

インビザラインが虫歯予防に向いている理由
取り外せる、ただそれだけで大きく変わります。
インビザラインの最大のメリットは、ご家庭で簡単に取り外しができる点です。食事のたびに外し、食後は歯磨きをしてからまた装着する…このサイクルを守るだけで、口腔内を清潔に保ちやすくなります。
ワイヤー矯正では、細い矯正専用歯ブラシや歯間ブラシを駆使しても、装置の周囲に汚れが残りやすいのが現実です。毎日丁寧にケアしていても、どうしても磨き残しが生じやすい構造になっています。
一方、インビザラインは装置を外した状態で歯磨きができるため、歯の表面全体をしっかり磨けます。フロスも通常通り使えるため、歯と歯の間の汚れも取り除きやすいです。
「矯正中も虫歯を予防したい」という方にとって、これは非常に大きなメリットといえます。
船曳歯科医院では、矯正治療中も虫歯や歯周病の予防を徹底し、患者様のお口の健康を守ることを大切にしています。画像を用いてわかりやすく治療計画をご説明し、安心して治療を進めていただけるよう努めています。
マウスピース矯正中の虫歯予防〜具体的な6つのコツ
では、実際にどうすればいいのでしょうか?
以下に、マウスピース矯正中に虫歯を予防するための具体的な方法をまとめました。日常生活に取り入れやすいものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
① 飲食中は必ずマウスピースを外す
食事や間食の際は、必ずマウスピースを外しましょう。
装着したまま食べると、食べかすや糖分がマウスピースと歯の間に入り込みます。糖分の入っていない水であれば装着したままでも問題ありませんが、ジュースやスポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は、必ず外して飲むことが大切です。
「ちょっとだけだから…」と思いがちですが、その積み重ねが虫歯の原因になります。

② マウスピース装着前に必ず歯磨きをする
食後の歯磨きは、マウスピース矯正中の最重要習慣です。
歯に汚れが残ったままマウスピースを装着すると、虫歯菌を歯に密着させた状態が長時間続くことになります。「マウスピースで蓋をしてしまう」イメージを持っていただくと、歯磨きの重要性がよくわかると思います。
外出先でどうしても歯磨きが難しい場合は、うがいや水を飲んで口腔内をすすぐだけでも効果があります。
③ デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは取り切れません。
インビザラインは装置を外せるため、フロスや歯間ブラシが通常通り使えます。特に歯間部は虫歯になりやすい部位のひとつです。毎日のケアにフロスを加えるだけで、虫歯予防の効果が大きく高まります。
④ こまめに水を飲む
マウスピースを長時間装着していると、口腔内が乾燥しやすくなります。
唾液の分泌量が減ると、殺菌作用や自浄作用が低下します。水をこまめに飲むことで、口腔内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促すことができます。
⑤ マウスピース自体を清潔に保つ
歯だけでなく、マウスピースのお手入れも欠かせません。
外したタイミングで流水で軽くすすぐ習慣をつけましょう。毎晩は柔らかいブラシで優しく洗浄し、週に1〜2回は専用洗浄剤でつけ置き洗いをするのがおすすめです。

洗浄時の注意点として、以下を守ってください。
- 熱湯での洗浄は避ける…プラスチック素材が変形するリスクがあります
- 研磨剤入りの歯磨き粉は使わない…細かい傷がつき、汚れが溜まりやすくなります
- アルコール消毒は避ける…変色・変形の原因になります
- 洗浄後は乾燥させてから保管する…濡れたままだと細菌が増殖しやすくなります
⑥ 定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける
自宅でのケアだけでは限界があります。
矯正治療中は定期的に歯科医院を受診することになりますが、そのタイミングで虫歯チェックや専門的なクリーニングを受けることをおすすめします。
当院では「PMTC」(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)という専用機器を使った歯のクリーニングも行っています。日常の歯磨きでは取り切れない汚れや細菌を除去し、歯の表面をツルツルに整えることで、汚れがつきにくい状態を保てます。また、フッ素塗布も虫歯予防に効果的です。
矯正前・矯正中に虫歯が見つかったらどうする?
「虫歯があったら矯正できないの?」…よくいただく質問です。
インビザラインを始める前には、まずお口全体のチェックを行います。虫歯が見つかった場合は、虫歯治療を優先してから矯正を開始します。

その理由は明確です。インビザラインは、現在の歯並びや歯の形のデータをもとに治療計画を立て、マウスピースを作製します。矯正の途中で虫歯治療を行い歯の形が変わると、マウスピースが合わなくなってしまうリスクがあるのです。
また、矯正中に虫歯が発生した場合は、虫歯の進行度によって対応が異なります。
- 初期段階の軽い虫歯…矯正を継続しながら、虫歯の進行を注意深く経過観察することが可能な場合があります
- 歯を削る必要がある虫歯…矯正を一時中断し、虫歯治療を優先します。治療後に歯の形が変わった場合は、マウスピースの再製作が必要になることもあります
- 抜歯が必要な虫歯…矯正を一時停止し、虫歯治療に専念します
せっかく始めた矯正治療を中断しないためにも、日々の虫歯予防が何より大切です。
船曳歯科医院のインビザライン〜予防歯科の視点から選んだ矯正
当院がインビザラインを導入した理由は、シンプルです。
約50年前の開業当初から、先代院長の時代より予防歯科を大切にしてきました。予防歯科先進国であるアメリカの診療スタイルを学び、全室個室の診療室を設置するなど、お口の健康を守るための環境を整えてきた歴史があります。
ワイヤー矯正では、どれだけ丁寧にケアしても、装置の構造上、汚れが溜まりやすい部分が生じます。歯がきれいに動いていても虫歯ができてしまうケースを、これまで何度も目にしてきました。
「歯並びを整えながら、虫歯も予防できる」…インビザラインはその両立を可能にします。予防を診療の根幹に置く当院にとって、これは非常に大きな意味を持ちます。
「自分だったら、どんな治療を受けたいだろう?」という考えを常に診療の根底に置いています。患者様の立場に立ち、痛みや不安に配慮した優しい治療を提供することが、当院の変わらないスタイルです。
インビザラインに関しては、歯並びのお悩みをお伺いし、どのような治療ができるかをご提案する矯正カウンセリングを行っています。強引な勧誘は一切行いませんので、まずはお気軽にご相談ください。
院内は全室個室で、カフェのような落ち着いた内装です。「歯科医院の雰囲気が苦手…」という方も、リラックスして診療を受けていただけます。
24時間AIによる相談も受け付けていますので、診療時間外でもお気軽にご利用ください。

まとめ〜マウスピース矯正中の虫歯予防は習慣が鍵
マウスピース矯正中の虫歯予防は、難しくありません。
取り外しができるインビザラインなら、食後の歯磨き・フロス・水分補給・マウスピースの洗浄…これらの習慣を丁寧に続けることで、口腔内を清潔に保てます。ワイヤー矯正と比べて、セルフケアの自由度が高い点が最大の強みです。
そして、定期的な歯科医院でのメンテナンスを組み合わせることで、矯正中の虫歯リスクをしっかりとコントロールできます。
「歯並びを整えたいけれど、虫歯が心配…」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。当院では、予防歯科の視点からインビザラインによる矯正治療をサポートしています。
神戸元町駅から徒歩3分、三宮駅から徒歩9分。お支払いはクレジットカード・各種電子マネー・デンタルローンにも対応しています。
船曳歯科医院 インビザラインの詳細・ご予約はこちらからご確認ください。矯正カウンセリングは随時受け付けています。まずはお気軽にどうぞ。
著者情報
院長

船曳 晃滋
(ふなびき こうじ)
略歴
奥羽大学歯学部卒業
船曳歯科医院勤務
平成24年 船曳歯科医院が現在の場所に移転・院長就任
現在に至る
